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新しい視点で○○○を活動する 

HEADLINEわかやまハイキングクラブ

 燕岳〜常念岳縦走

実施日 2016年8月5日(金)〜8日(月) 例会
リーダー T・T  参加 8名 ランク C
コース 5日 岸和田SA07:00==穂高町==(タクシー)
   16:00中房温泉(泊)
6日 中房温泉05:00・・・合戦小屋08:30・・・10:15燕山荘
  ・・・燕岳・・・燕山荘12:10・・・大下りの頭13:20・・・15:10
  切通岩・・・16:00大天荘(泊)

  中房温泉から北アルプス三大急登と呼ばれる樹林帯
 の急坂を合戦小屋に向け登って行く。道は整備されてお
 り、第1ベンチ以降タイミングよくベンチが設置されている
 夏山シーズンに入り合戦小屋は登山客で大賑わい。


  名物のスイカで喉を潤し次の目標は燕山荘。合戦沢ノ
 頭まで来ると燕岳や燕山荘も見えてきたが森林限界と
 なり最後の急勾配と暑さでペースが落ちた。

 10:15燕山荘に到着、時間が早いのため昼食前に燕岳に向かう

  燕岳

 コマクサ 花崗岩が風化し砂状になった道の両側にコマ
 クサが咲いている。

 イルカが頭を上げた形に風化した岩も眺めながら燕岳
 を往復し燕山荘に戻って昼食、12:10快晴の北アルプ
 ス表銀座コースを大天荘に向けスタート。なだらかな稜
 線が続く縦走路を槍・穂高を眺めながら軽快に歩いてゆく。 


切通岩を過ぎると鞍部に東鎌尾根への道を拓いた小林
 喜作のレリーフが埋め込まれている。ハシゴを登ると槍
への表銀座コースと別れる。 

 切通岩手前を通過

切通岩、クサリと梯子で暗部へ、下りれば登り返しが待っている。

大天荘までの急坂は最後の頑張りどころ、何度も休憩し
 ながら 16:00大天荘到着。

7日 大天荘05:40・・・大天井岳往復・・・09:15常念小屋10:00・・・常念岳11:30・・・13:00常念小屋(泊)

 今日も快晴、大天井岳を往復して常念小屋向けスタート



槍・穂高絶景を見ながら下り基調のなだらかな道を進んでいた時、沢を挟んで直線距離約300の所に2匹の子熊を連れた熊を発見。



 山行時に熊を見たのは参加者全員初めてで感激。

 目の前の常念岳は三角錐の山容でわかりやすい。 
 この辺りは高山蝶の楽園と言われ氷河時代の生き残り
 とされる蝶が生息するとか。
 予定より早く常念小屋に到着したが小屋は準備中で入
 れず、サブザックに変え昼食前に常念岳に登る。 流石
100名山の常念岳は簡単ではない。途中で健脚組とカメ
さん組に分けそれぞれのペースで頂上を目指す。遠くから見れば頂上はなだらかで広く見えるが登ってみれば頂上は岩場でとても狭い。 ちなみに小屋から常念岳往復の所要時間は健脚組が2時間、カメさん組は3時間。
小屋に戻り昼食、午後はゆっくり休養。

 常念岳山頂

 常念岳登山道より今夜の宿 常念小屋

8日 常念小屋05:00・・・胸突く八丁06:00・・・王滝ベンチ 
  07:40・・・08:45ヒエ平に下山=(タクシー)===シャク
  ナゲ荘(入浴)==和歌山

 最終日、下山後のタクシーを常念小屋から予約し、一の
 沢登山口に向け標高差1100mを下る。

 胸突き八丁を過ぎ、一の沢向けて
 特に危険箇所はないが、数年前にこのコースを下った参加者によれば、水害のためかなり道が変更されているとの
 こと。数か所に小橋がかかっているが大雨の後は注意する必要がある。予定より2時間早く下山。
     
しゃくなげ荘で入浴し、帰路につく、4日間ともお天気に恵まれ、参加者の協力で予定通り例会を終える事が出来たことに感謝。
山行には直接関係ないが、安曇野方面の松枯れが目立つ。タクシー運転手の話によれば、以前松食いムシ対策で農薬の空中散布しいていたが、生態系の影響から空中散布をしなくなってから急に松枯が広がったとのこと。松が枯れた後別の木が生えてくるのであろうがとても寂しい感がある。