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わかやまハイキングクラブは自然に親しみ愛する仲間たちのです。

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〒640-8390 和歌山市有本

  下 辻 山

実施日 2018年5月26日(土)~27日(日) 夏山トレ例会
リーダー H・M 参加 5人 ランク B
日 程 5月26日 岩出市14:00===18:00高野辻(テント泊)
    高野辻駐車点05:00(車回送)===大塔町篠原登山口06:30・・・1100mピーク08:10・・・
  1230mピーク0850・・・下辻山分岐09:00・・・下辻山09:15・・・1356mピーク10:50・・・七面
  尾13:05・・・七面尾の鞍部14:25・・・西峰14:40・・・アケボノ平・・・七面尾の鞍部15:50・・・
  七面山登山口16:20・・・林道ゲート駐車点17:20==岩出市20:00着 

  今年の夏山トレーニングは、下辻山~七面山への縦走。日帰りではコース的に厳しいので前夜泊
 する。私達は途中で食料を調達し、大塔町市役所支所前から林道に入り、峠の絶好のビューポイン
 ト(東に大峰・西に高野の山々が広がる)高野辻にテントを張る。

  
夕日を見ながらビールと女性陣の持参しててくれた料理で舌鼓を打っていると、一人の男性が現れ、トップリ尾へ登った帰りで夕日を見に立ち 寄ったとの事。焼き餃子を食べながらひとしきり山談義をして別れた。(バリエーションルートを磁石片手に一人で登るのが好きらしい) 我々も明日は長時間の行程、早めに切り上げテントに入った。

  
 

                          朝もやのなか高野辻から見た雲海
 翌日は4時起床。明るくなってくると朝もやの中、西の眼下に雲海が見える。雲海に浮き上がる山々を望みながら朝食を食べるのは格別である。
   

  篠原集落まで一気に下り、七面山の下山口まで車を回送して、廃校になった小学校前に車を駐車させてもらう。ここから50m位戻ったところに下辻山の登山口がある。
 登山道の取付きから薄暗い植林帯の急登が続き、しばらく我慢して登って行くと尾根道に合流する。尾根に出ると自然林に変わってブナ、ヒメシャラ、ナラの木等現れ、大峰特有の原生林の様相を帯びてくる。  
下辻山の分岐にザックをデポして頂上を目指す。頂上直下には鉄製のヘリポートがあり、この上から望む大峰の眺めは最高。頂上の二等三角点を後に元の道に引き返す。  分岐からは七面山の鞍部までアップダウンを繰り返しながら稜線を進む。テープ等の目印は全くないが、尾根筋を外さなければ道は間違わない。山深い眼下にダムと送電線が見える、揚水発電の上部ダムの様である。七面山の檜ノ尾が見えて来ると地図にない林道に出会う。 ここから七面尾の鞍部までは痩せ尾根や尾根を巻く道が連続し、今日一番の難所が続く。
 七麺尾の鞍部の手前でNさんが立派な鹿の角を見つける。
       七面尾の鞍部 からしばらく道は良いが、急登がはじまると木の根が浮き歩きにくい。道の両側、斜面、行く手の岩の上には、石楠花が満開、花のアーケード の中を登って行く。 低い笹原をジグザクに登ると七面山西峰の頂上、満開のシロヤシオ、アケボノツツジが迎えてくれた。
西に延びる槍ノ尾を緩く下ると、笹原 のアケボノ平に出る。ここから眺める東峰の絶壁と岩頭、奥駈道の山並 みが素晴らしい。アケボノ平へ行く途中で15~16人のツアー団体に出合う、こんな時間帯に出会うとは珍しい。
東峰への登頂は、時間の関係であきらめ、またの機会とした。 下山は私有林道を下るが落石や崩落個所が多数あり、特にゲート直前の崩落個所は危険で注意が必要。 今回のコースは、下辻山から林道に出るまで快適な道だったが、七面尾の痩せ尾根のアップダウン、尾根の巻き、七面山への急登等それなりに厳しい道である。
五月晴れの、美しいブナ林の新緑を目にしながら、休憩を含め約11時間と夏山トレーニングとしていい山行であった。                         k・M 記

  

  

    
                     下辻山直下のヘリポート(画像を加工しています)
     

  

 

           

       
       アケボノ平から七面山東峰をバックに


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