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新しい視点で○○○を活動する 

HEADLINEわかやまハイキングクラブ

弥山川

 実施日2016年10月22日(土)〜23日(日)例会
 リーダー H・M 参加5名 ランク C
紅葉とスリル満喫の弥山川

 10月22日 
 岩出市15:00==16:30黒滝道の駅(テント泊)
 22日〜23日の天気予報は曇り、雨の心配は無いだろうと思っていたが、下市付近からポツポツと雨が落ちてきた。 黒滝の道の駅に着くころには本降り状態。夕食は道の駅の一角で、Nさん心ずくしの手料理をいただいたき明日の天候を心配しながら寝袋に入る。
10月23日
 道の駅04:05==熊渡登山口04:35・・・弥山川分岐05:15・・・一の滝、二の滝07:35・・・双門の滝09:00・・・河原小屋跡11:00・・・狼平小屋13:00・・・カナビキ尾根出合14:00・・・弥山川分岐
 15:30・・・熊渡登山口16:00==岩出19:00帰着
 朝4時に道の駅を出発。フロントガラスにはポツポツと雨、天候を心配しながら熊渡登山口を目指す。 出発する頃には、雨は降っていないが、暗闇の中、濃い霧がかかっていた。弥山川分岐までの林道で、かわいらしい野ウサギが我々の前に現れ、逃げるでなく長い間先導し道案内をしてくれた。弥山川分岐から河原に降 りる。
真っ暗な中、白川八丁といわれる真っ白な砂利と丸石の中を歩く。川には全く水がなく完全に伏流水となっていて川とは信じがたい。大きな石が現れるようなり伏流となっていた川の水が見えてきた頃、白川八丁の終点。
周囲が明るくなりヘッドランプもいらなくなった。こからは両岸岩盤に囲まれた岩肌をトラバース気味にリボンを目印に登って行く。
 

 

 
 崖に水平、垂直にかけられた梯子群、錆びて支えがボロボロとなり見た目にも心もとない。雨で濡れた梯子群を恐る恐る慎重にクリアして行く。一の滝、二の滝に着くころには青空も見え天候は心配ない。 滝の上部はガスで見えないが、紅葉した木々と水飛沫先に見える、水量豊な滝に感動した次の目標は双門の滝。
新しく架け替えられた鉄筋製の梯子が相変わらず続く。 目の前が開け鉄線で仕切られた崖っぷちの先に紅葉した山の岩肌から滔々と水を落とす端正な直獏が見える。 
 これが「日本の滝百選」の中で最も到達困難とされる双門の滝である。滝を眺めながら小休止。 双門の滝からは今までとは逆の急降下、梯子、ロープ、鎖等がこれでもかと続く。
 
 河原に出ると今度は沢を遡行していく。遡行できない箇所は高巻きしながらつめる。河原小屋は平成23年の水害で流出し跡形もない。 小屋跡と思われる前方には、川を堰き止めたであろう巨岩がそびえていた。大変貌した河原の滑りやすい石、大きな岩がゴロゴロした沢を何回も渡渉しながら上流へと登って行く、オーバーハング岩に垂らした梯子、崖に打ち込んだ鉄筋伝いのトラバース、最後の難関を通過ししばらく進むと狼平に顔を出す。
 ここまでの垂直、水平の梯子、橋の数が108個、朽ちかけた箇所、濡れて滑る箇所等、数多くあったがトラブルなく通過し、折り返し地点の狼平まで無事到着できた。
 

 

 

 
                           
 

 

 
 弥山川は大峰の奥深い山、滝、梯子群、岩に取付けた鎖、ロープ等登山するものにとって、変化とスリルが楽しめ、
 又この季節は、滝や清流とマッチした紅葉が満喫出来る魅力あるルートであった。狼平からは下り、頂仙岳の巻道で四頭の鹿に見送られ、予定時間より早く熊渡登山口に下山した