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わかやまハイキングクラブは自然に親しみ愛する仲間たちのです。

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〒640-8390 和歌山市有本

 夏山トレ、大普賢岳〜弥山〜天川川合

実施日 2016年6月25日(土)〜26日(日) 夏山トレーニング例会
リーダー H・M 参加6名
コース 
6月25日 上市町9:00=(バス)=10:00和佐又登山口10:10・・・和佐又ヒュッテ11:20・・・笙ノ窟12:25・・・奥駈道出合14:10・・・大普賢岳14:20・・・国見岳・・・七曜岳16:20・・・18:10行者還避難小屋(泊)

 恒例の夏山トレーニング、今年は大峰山系の和佐又〜大普賢岳〜行者還(避難小屋泊)〜弥山〜八剣谷(沢下り)、〜頂仙岳〜天川川合を一泊二日で縦走した。
梅雨の時期でもあり「雨天決行」で計画していたが、25日朝方にかけ前線が抜ける予報で大雨も心配したが雨も上がり一安心。
上市町に車を駐車してバスで和佐又登山口へ、和佐又登山口から歩き始めるのは初めて、いつもは車で通る林道を登り始める。平常であれば、沢コースから和佐又ヒュッテに向けて突き上げるところであるが、朝方までの雨で増水が懸念されたので車道を歩く。 
笙ノ窟まではブナ、ミズナラ林の新緑が濃くなった中を、爽やかな風を受けながら登って行く。笙ノ窟を過ぎると濡れた石、階段、ハシゴ等が何カ所も架けらいて注意を怠ると滑落する危険もあり気が抜けない。
大普賢岳頂上はガスで展望は全くない。虫が多いので早々に出発、大普賢岳から急峻な下りとなり濡れた縦根、石で滑るので注意しながら歩く。又霧雨と風が強く、寒くなりあわててカッパを着用する。
行者還岳までの間は、岩稜もあれば穏やかな尾根もあったり変化に富んでいる。国見岳、七曜岳と、アップダウンを繰り返し、行者還岳分岐まで来ると今夜の宿はもう間近。小屋までの間に、ハシゴが架かった危険な箇所があり「疲れてきているので、気を抜かないように」と先頭から声が飛ぶ。ほぼ予定時刻に今日の宿、避難小屋へ到着した。
小屋の外は防寒着が必要なくらい寒く、風が強かった。
  
梯子を登る
6月26日
 行者還小屋05:30…一ノ峠07:00…奥駈道出合07:30…聖宝ノ宿址08:20…弥山09:20…10:10八経ケ岳10:20…八剣谷…13:20狼平小屋13:40…頂仙岳…ナベの耳14:20…栃尾辻15:35…天川村川合18:15下山==タクシー==上市町19:30

小屋を5時30分出発、ガスがかかっているがカッパの必要はない。一ノ峠までは大きなアップダウンはなく周囲は森でガスがなければ大普賢岳や弥山を眺めながら歩けただろう。奥駈道出合まで来ると弥山を目指す大勢の登山客に出会う。
ここからはまた急登、頂上手前の木製の階段がつらい。湿度は高いが幸いに風が爽やかで気持ち良く登れた。
頂上に着くと青空も出て視界が広がり、大峰の山々も眺望できる。通常であれば、7月上旬に満開となる大山蓮華も綺麗に咲き乱れている。

  
  オオヤマレンゲ

先が長いのでゆっくりと花を観賞している余裕がない。八経ケ岳から八剣谷に向けて登山道でない尾根を下る。沢で沢靴に履き替え、ゴロゴロ石と透き通った清流の中を滑らないよう注意しながら下って行く。
沢の広がった場所で昼食、清流で洗ったソーメンを細かく刻んだキュウリ、わさびで食べた味は何とも言えない味であった。
  
   沢下りの途中で昼食にソーメン

狼平小屋で沢靴から登山靴に履き替え、若干遅れ気味となってきたので、休憩もそこそこに出発。ここからは、急峻な所はないがアップダウンの繰り返し、途中晴れた青空に綺麗に浮かび上がった大日山、稲村ケ岳を望みながら、長い道のりを天川川合を目指して下山。
  
最終のバスに乗る予定が、思いのほか時間を要し川合に到着したときには最終バスは出た後だった。(バスの出発時間を勘違いしていた。)
幸いにも、天川タクシーの配慮で、計画通りの時間に駐車している場所に到着することが出来た。最終のバスに遅れるハプニングがあったが、二日間とも雨に遭わず、又曇天で風があり、蒸し暑さを感じなかった事が幸いであった。
今回の縦走は、夏山トレーニングにふさわしい厳しい山行で、ケガなく無事下山でき、疲れた顔にホットした笑顔があり今年の夏山に向け自信が得られた事と思う。


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